演劇は“観る”から学ぶ!相手との関わり方を演出家と一緒に考えよう

他己紹介、ウインク、投げキッス。

大声の「おはよう!」、岩を持ち上げボールを投げる……。


一体何をやっているんだ、演劇のワークショップだ!


4月10日、「観るから学ぶ演劇ワークショップ」が行われました。

演出家である木内希さんが、「演劇を観て演じること」を主題に行うワークショップ。


「演劇って、相手を受けて相手に渡すが基本だよね。だから観て演じることが必要なんだよ」


今回は、ワークショップレポートをお届けします!


他己紹介、からの投げキッス


参加者は、知り合いは何人かいるものの初めましての人ばかり。

参加者6人で行われたワークショップは、最初から発見と笑いが起きていました。


「自己紹介なんて飽き飽きしてると思うから、他己紹介しましょう」


2人1組で5分間のインタービューと1分間の発表。

初めまして同士でどのグループも共通点を見つけたり驚きの経歴があったり。

聞き手を巻き込む話し方をして「相手に伝える」を実践しました。


この他己紹介、単に相手を知るために行なっているのではありません。

初めて話す相手に伝わるように、相手に理解してもらえるように。

相手の言葉を聞きだせるように、相手を受け止められるように。

そんなことを意識する必要があるのです。


これは演劇の基本で、このワークショップの目的でもあります。


他己紹介が終わったら、次は空間を歩くワーク。

相手を感じながらぶつからないように、歩いて、早歩きして、スキップして。





「次はすれ違った相手にウインク!」

お互いにウインクをするため、視界が狭くなるのとウインクを受け止めるの2つのタスクができました。

「じゃあすれ違ったら投げキッス!」

マスクの上から投げキッス。控えめな人、大きな愛を伝える人、投げキッスがかっこいい人……。


ここまでくると参加者もノリノリです。


この「空間を埋めながら相手を受けて相手に渡す」というのは、舞台の上では非常に大切な技術になります。

舞台で立っている時に、並行的にタスクをこなすことは避けて通れません。

それを意識できるワークでした。


岩を持ち上げ、ボールを投げる


次は人間ではなくモノが相手。

モノの影響を受けるって舞台でも日常でもあると思います。


「目の前に大きな岩があります。持ち上げて3歩歩いて!」

岩が持ち上げられなかったり、歩いたはいいが呆然と岩を見つめてしまったり……。


無機物の岩に重さや大きさを渡され受けるというワークでした。

パントマイムというよりは、自分がどういう状況になるのかというのを体感できるワークです。


台本を読んで演じてみる





後半は、木内さんが演出され杉並演劇祭優秀賞を受賞した作品の冒頭部分を演じてみました。


カフェにいる男女。ちょっとした痴話喧嘩のような内容です。


一通り読んだ後、木内さんの演出についての解説。


「カフェっていうけど、スタバなのかドトールなのか、おじいちゃんが豆から引いてくれる喫茶店なのか。その辺も考えなきゃだよね。

登場人物の過去の経歴は?直前の状況、今の時間は?」


他にもたくさんの要素があり、関係性などを整理して役について深める作業をしました。

演出としての目線と、自分がどう役を演じるか。


一通りお話を聞いたあと、ペアで意見交換をして参加者の前で発表しました。


「芝居のある意味いいことは、お客さんにみてもらわないと完成しないことなんですよね!」


3組それぞれが、発表をして木内さんにリフレクションをもらいました。

個性や雰囲気を大切にしながら、一人一人にアドバイスをしていただきました


本番の映像を見てみる





発表が終わったら、本番の映像をみんなで鑑賞!

アドリブがあったり、役の雰囲気が参加者が演じたのと全く違ったり。


「これが正解ってわけじゃないけれど”こんな風にも演じられるのか”と学んでいただければ嬉しいです」



“観る”から学べることはたくさんある


“観る”というのは、目の前の相手、空間、実際の映像などたくさんあります。

そんな「演劇に必要な”観る”」を学べるワークショップでした。


今月は4/11と4/17の10:30からの回があります。

まだまだご予約を受け付けているので、気になった方は是非参加してくださいね!


🔻ご予約はこちら!

https://www.butaiura.com/service-page/mirumanabuyoyaku?referral=service_list_widget





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